2010年12月15日水曜日

セルクラースの像 (ブリュッセル)

ブリュッセルのグラン・プラスの市庁舎と「星の家」の間の小道に入ったところの壁にセルクラークスの像があります。
このセルクラークスは町の英雄として知られています。かつてフランドル伯によって不正な方法で王位を継承しようとした際、セルクラークスはこの星の家に掲げられたフランドル伯の旗を嵐の夜に引き降ろしし、正当な王位継承者であるブラバン公の旗に取り替えたそうです。
その英雄的行為によって市民の士気が高まり、ブラバン公が王位を継承することが出来たと言われています。

セルクラークスの英雄的行為があったのは1356年のことだそうですが、彼はその32年後に暗殺されてしまいました。
暗殺したのは、ブリュッセルの南12kmほどのところにあるガースビーク城の城主の一派だということです。このガースビーク城も今は一般公開されている人気スポットですが、当時セルクラークス暗殺に怒ったブリュッセル市民によって城が取り壊されてしまったようです。


そういうことは別にして、ブリュッセルを訪れてこの像に触れると幸福をもたらせてくれるという言い伝えがあるそうで、写真のごとく通る人々がこの像にさわって行きます。お蔭でセルクラークスの身体の部分だけがピカピカと光り輝いているというわけです。
(2010年9月)